家具の転倒防止
平成7年の阪神大震災において、家具の転倒が原因となった被害が多数発生したと言われています。家具が固定されていれば、家具が上から落下してくるものから守ってくれますので安全なスペースが確保されることにもなります。家具が転倒すると、下敷きになったり、避難路が塞がれたり、収納物が散乱したりすることにより怪我をすることにもつながます。しっかりと転倒防止をして安全を確保しておくことが必要です。
家具の固定方法
耐震金具にはいろいろの種類があります。家具を固定する目的は地震等の振動によって家具が転倒する事を防止することにあります。壁や柱に取り付けるタイプと床に取り付けるタイプがあります。金物にはL字型、T字型、平行金具、ひも状金具などがあり、木ネジや針金等により家具と柱(間柱)をしっかりと固定しましょう。壁の内側は見えないので間柱の位置がわかりにくいときは、叩いてみて下地になる所を確認したり間柱探知機を使う方法もあります。固定できないときは、家具と天井部分を突っ張る補助金具を使って家具を固定する方法もあります。食器棚等の収納物は地震時に中のものが散乱しないように観音開きの家具には、扉に止め金具をつけましょう。テレビ等動きやすい重量家具には、ストッパーをつけましょう。高いところに物をおかないようにする心がけも大切です。。普段から地震時に備えて問題意識をもつことが大切です。いきなり万全の対策を目指すのではなく、子供部屋や寝室などから徐々に改善していき、少しでも危険から回避していけばいけばそれでいいと思います。
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